龍谷大学自転車部レース班のブログ

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2年ぶり山耐 山本

秋の風物詩、部内で行う「山岳耐久レース」が先日開催された。

去年は中止だった為2回目の参加だが、井戸本・桑原達と企画し、試走をコース決め含め3回行ったりと山耐本番前からかなり気合が入っていた。

 

来年度以降企画する後輩達への引き継ぎも兼ねて、今回は準備の段階から詳細に纏める。

 

●山耐当日まで

準備内容

1 , コース決め&試走・ルール決め

2, 日程調整

3, サポートに来てくれる方への参加確認

4, 出発順&タイム差

5, 当日の動き決定

6, コロナ対策&学生部へ申請

7, しおり作成

8, レンタカー予約

9, 景品準備

ぱっと思いつく限りでこれくらい。

 

1, コース決め&試走・注意事項纏め

一番体力を使ったのはこれ。コースを決める為に1度試走を行い、通行止めや片側通行、路面状況、車の混雑状況、疲労具合を確認しコースを決める必要がある。コロナで龍谷荘に前泊出来ず、スタート時間・場所が一昨年と異なる為、車の混雑状況、疲労具合を意識。コースは定番?の小浜ルートだが、後半に道の駅京北まで行くと信号が多い為、井戸峠に登ってショートカットすることに決めた。
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決定後、チェックポイントは小浜と美山だけで良い気がしたが、全員完走を考えたらこれくらい必要なのかもしれない。

 

2, 日程調整

例年9月下旬開催だったが、今年は緊急事態宣言で新入部員の活動開始が遅かったことから10月開催となった。10月は気温が下がるし雨開催は初心者が多い現状危険と判断し予備日を設けた。

 

3, 参加確認

一昨年はOBへ1年生が分担して電話したが、今年はOB会MLから連絡を行った。メールからの参加連絡は無かったが、Line等で連絡を戴くことが出来た。

来年度以降電話かOB会MLのどちらから参加募集を募ったらいいのか疑問に残った。

 

4, 出発順&タイム差決定

出発順は基本的に脚力順で1グループ5名程度。サイクリング班は脚力差が大きいからよく考える必要があったと思う。レース班は大体纏まっているから登れない人前で決まった。後々の問題事を無くす為、当日適当に決めるより事前に話し合って決めるのが大事。

班内のタイム差はハンデというより間隔を空ける事を意識して5分差、両班の差は先頭と最後尾で1時間。

 

5, 当日の動き決定

サポートに来られるOB・4回生の人数と車の台数・休憩箇所からどのように動けば良いか考えた。レース班は2組・2台なのであまり考える必要が無かったが、組数が多いサイクリング班は流れを1つ1つ決めた。

 

6, コロナ対策&学生部へ申請

今年は行事を行う度に学生部へ申請が必要になる。感染対策様式、参加者一覧、日程表、行事開催届、要項を提出。これらは1年生達と分割して行った。昨年度から学連大会出場の度に申請や、活動制限がかかる度に申請関係で直接的にお世話になっている学生部には頭が上がらない。

 

7, しおり作成

1〜6の内容を纏める。井戸本が徹夜で作業してくれたお陰で完成。

 

8, レンタカー予約

中村さんと伊藤さんがレンタカーの手配を積極的に行って頂けたお陰で、延期になってもすぐ車を確保出来た。

 

9, 景品準備

小沼に依頼。1人数百円程集め、各賞を設けることで最終ゴールを目指す人だけでなく色んな人に山耐を楽しんでくれたらと思う。

 

山耐の準備は井戸本・桑原達が中心に夜遅くからzoomで会議を開いてくれたり、山耐経験の豊富な中村さん、伊藤さんから沢山アドバイスを戴いたことで進められた。

 

●山耐当日

5:30 車で家を出発

5:50 京都駅で京都住み4回生を載せて出発

6:30 スタート地点到着

今年は感染対策を理由にサイクリング班はとレース班は集合時間を分けて集合。瀬田の新入部員は初めて会う人も数人いた。

サイクリング班は個性的なヘルメットが多く見てて楽しかった。

 

7:00〜予定通りスタート


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7:15最終組がスタートし、後はレース班

レース班スタート前に朝食と機材の確認などを済ませギリギリ準備完了。


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8:00スタート

最終組は中村さん・森さん・山本・上尾の4人

とりあえず5分先にスタートした伊藤さんグループに追いつきたいが、花折れの下りで森さんが千切れた為3人で向かい風に耐えることに。


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朽木の登りで伊藤さんと合流、小浜までの下りの殆どを伊藤さんが高速で牽いてくれたけど、横風の中軽量の自分が付いてくのはリスクが高すぎたし怖かった。


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小浜到着後、休憩を済ませ出発

サイクリング班の大半は小浜〜名田庄区間で抜かしたけど、井戸本達はまだまだ先みたい。雨降り出すし体冷える人も増えて、レース班はローテ入れるのが3,4人に減って悪い展開。(名田庄まで伊藤さんに全牽きしてもらいながら足休めたかった。)
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名田庄到着後はすぐに出発できたのは中村さん、山本、細見、上尾の4人。と思いきや細見千切れて3人に。

4倍くらいで坦々と回す。

山辺りで天気は回復したけど手が固まって変速出来ない。インナーからアウターに変えれなかった時本気でDi2欲しくなった。

 

レース班美山到着時点12:06

井戸本の通過時間が11:42

タイム差は24分

飛ばさないと追いつけない。

直ぐに出発し、ペースアップ
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深見の登りは5倍行かないくらいで踏んでると追い風パワーで30km/hくらい出て気持ちいい。

後ろは辛そうだから先頭固定で牽き続ける。

いつの間にか上尾は脱落、中村さんだけ付いてたが、トンネル内も同じペースで走ると居なくなっていた。

となると、ここから残り35kmのITTスタート


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冷えのせいか疲労を感じないし挑戦してみた。というより挑戦しないと追いつかいと思った。

4倍よりは高めのパワーで坦々と踏み続ける。

下り〜平地はとにかく空力を意識し、所々で補給をしっかり取る。

井戸峠で結構疲労感じ始めたけど、登りはタイム差を詰めれるし、その後の下りはテクニカルで足を休められるから9割くらいで頑張る。

 

井戸峠を降りてからは4倍出すのがやっと。

踏み続けて裏花背入り口で井戸本から2:40まで差が詰まった。

正直、追いつく自信しかなかった。

裏花背序盤、竹中を抜かした辺りから限界来てて、この時2分差まで縮んだけここから詰めれなかった。

裏花背中盤、竹中が後ろから追いついて井戸本と4分開いて、追いつけないと察し気持ちが殆ど切れた。

竹中はアウターでゴリゴリ踏んでくから千切れた後は自転車で登れるギリギリの速度で走った。

流してると残り500mで中村さん・上尾が追いついてきた。せめて3位にはと上尾のペースアップに耐える。片側通行区間で1分休憩。ここの休憩助かった。再スタート後、再び上尾のペースアップ→中村さんのアタックに耐えてゴールが見え始めた所でスプリント開始。

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スプリントは疲労とか関係なく踏めて先着。

13:43ゴール

 

井戸本が予想以上に強過ぎた。井戸本の試走のタイムから裏花背中盤で追いつく計算だったけど、予想より大幅に早いペースで登っていたし、自分は花背入り口で足を使い切っていたから追いつけなかった。


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優勝おめでとう!

 

 

一昨年が総合が5位・現役1位、色々あってこの結果に満足出来ず、リベンジしたいと思って走った今年の山耐は着順こそイマイチだったが、準備から始めた事もあって気持ちの整理は少し着いたかもしれない。

来年オープン参加になるけど総合で1着狙いたい。

 


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花背頂上は寒過ぎたし防寒着足りなかった。14時過ぎた頃から続々とゴールする人が見え始め、17時最後尾がゴールし下山開始。

 

帰りは氷上さんが運転の話し相手になってくれたお陰で、睡魔に襲われる事なく深草まで辿り着けた。

家に到着後、前日からの睡魔不足もあって、9時半には熟睡し翌日の昼まで寝れた。起きた頃には参加予定だった監督練が終わっていた。

 

今週末のおんたけTT&HCでとりあえず今年の学連のレースは最後のつもりだから、それまで気を抜かず頑張っていこう。

 

最後に一言

山耐当日や当日までの準備に関わって下さった皆様ありがとうございました!

 

 

おしまい。